FWPコア
FW製法から生まれた、軽量で耐久性の高いパイプ(コア)は、主に大型液晶テレビ、スマートフォン等の各種ディスプレイ関係、LiB関係、印刷紙・包装等に使用されているフィルム・紙(ラミ)の巻芯として、又、各種ローラーや絶縁パイプ等多方面で活躍。ご要望により、導電コート、ゴムコート、金属コートと製品に適した表面処理を実現します。また、パイプの主体を、ガラス、エポキシ、ポリエステル、カーボン、アラミド等の繊維でハイブリッドしたFWPは、新しい需要を開拓しています。
特徴および用途
コア種別 | 使用材料 | 表面処理 | 特徴および使用用途例 |
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強化繊維/マトリックス樹脂 | |||
FWP-02 | GF 汎用エポキシ樹脂 |
熱可塑性樹脂コート | 10タイプのVA品として開発。強度的には10タイプとほぼ同等をキープしつつコストダウンを図る。 原反フィルムの搬送が自主的で一般工業用途に使用される。(但し、外・内径限定される。) |
FWP-10 | GF 特殊エポキシ樹脂 |
エポキシ導電樹脂コート | 高精度・薄膜フィルム巻き取り用として開発。現在の主流品。 オーディオ・ビデオテープからコンピューターのバックアップ用途その他様々な用途に使用されている。 |
FWP-101 | GF 耐熱エポキシ樹脂 |
エポキシ導電樹脂コート | エージング処理等、耐熱性の必要なケースに推奨。 |
FWP-201 | GF80% + 汎用CF20% 特殊エポキシ樹脂 |
エポキシ導電樹脂コート | カーボン繊維を配合する事により強度・精度をアップ。フィルム広幅化・長尺化に対応。 実績ベースより(6")コア長が1750Lを超えると撓みが大きくなり皺発生等々の問題が出る場合に推奨。 |
FWP-204 | 汎用CF 耐熱エポキシ樹脂 |
エポキシ導電樹脂コート | オールカーボン製により金属(AL)並みの強度(軸方向)、耐熱性に優れる。FWPコアの中では最も軽量かつ線膨張係数も極めて低い。 超高剛性からのロール並みの精度を確保。振れ・円筒度、0.05/Mも可能。 * AL弾性率7000 |
※FWPコア、いずれのタイプも表面補修が可能でありカッター傷等については新品同様に再生が可能である。
コアベース材については、実績ベースで約20年近くリターナブル使用。開発当初のコア、現在も問題なく使用されている。